下川ブログ

リケジョ物語 その4

 理科実験教室の開催のきっかけは、5年前、知人から見せられた小学校の理科の教科書の実態でした。その教科書の中身の薄さと本の厚みの薄さ!ダブルの薄さにショックを受けたからです。

 文科省のみなさま、ごめんなさい。しかしながら、このままでは日本から理系ノーベル賞を取れる人財が出なくなるかもしれない、という強い危機感からでした。  自分たちで、何かできることはないか?

 お陰様で、毎年、好評です。30人の募集に186人も応募があり、抽選することもあったほどです。ニーズが高いことは事実でした。

 更に、嬉しい驚きは、30人くらいの中に、必ず一人は、びっくりするような天才児を発見できることです。大体、小学校2~3年生にいますが、自分の名前が書けなくても、科学の本質は掴んでいます!! 目をキラキラ輝かせて理系の大人顔負けに、ズバっと答えてくれるんですよ!!!この瞬間に、出会える幸せは格別です。

  今年の『紙ヒコーキを作って飛ばそう!』にも、キラリと光る児童がいました。知識だけでなく、自分で工夫して、より安定して遠くに飛ばせる紙ヒコーキの作成に夢中になっていた少年。 教える私も、思わず、かなりハマってしまいました。

  科学の知識を、わかりやすく教える為の準備は、予想以上に大変な作業でした。この5年間、理科実験教室の準備中に、毎年、思うことは『今年で最後にしよう。』  しかし、終わってみて子供達の喜ぶ顔や天才ぶりを見るたびに、やっぱり続けてしまうリケジョたちです。   つづく

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